【最新版】白ホキ(5767レ/5580レ)撮影地ガイド!時刻と運転日もご案内!

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こんにちは。今回は東海地区で運転されている珍しい貨物列車「白ホキ」をご紹介します。

「白ホキ」とは?

「白ホキ」とはホキ1100形貨車のことで、衣浦臨海鉄道の碧南市駅にある中部電力の施設から、三岐鉄道の東藤原駅にある太平洋セメントの工場までの間を炭酸カルシウムと石炭灰(フライアッシュ)を輸送しています。もう少し厳密に説明します。東藤原駅の太平洋セメントの工場では周辺の鉱山から炭酸カルシウムを製造しています。この炭酸カルシウムが中部電力の火力発電所で必要なので碧南市駅まで白ホキを使って運びます。一方、火力発電所では石炭を燃やした時に出る灰(フライアッシュ)が出るので、今度はこれを逆に東藤原駅の太平洋セメントの工場へと輸送するわけです。
分かりやすいようにまとめます。

炭酸カルシウム:東藤原駅(太平洋セメント)→碧南駅(中部電力)
石炭灰(フライアッシュ):碧南駅(中部電力)→東藤原駅(太平洋セメント)

これら一連の輸送は「白ホキ」ことホキ1100形貨車のみで行われるのでとても効率的ですね。碧南市駅は愛知県碧南市にある衣浦臨海鉄道の駅で、東藤原駅は三重県いなべ市にある三岐鉄道の駅なので距離としてはさほど遠くないのですが、輸送経路が少し複雑なので以下にまとめます。

フライアッシュを運ぶ列車を例にとると、
碧南市駅(衣浦臨海鉄道碧南線)〜東浦駅(ここからJR武豊線)〜大府駅(ここからJR東海道本線)〜稲沢駅(JR東海道本線)〜(※稲沢駅で折り返して名古屋駅から関西線に入ります)〜富田駅(ここから三岐鉄道へ)〜東藤原駅(三岐鉄道三岐線)

炭酸カルシウムを運ぶときは、上の逆ルートです。

今回はこのルート中でも、東海道本線を走る5767レ(大府駅→稲沢駅/フライアッシュ輸送)5580レ(稲沢駅→大府駅/炭酸カルシウム輸送)の撮影地と運転時刻についてご紹介します!

「白ホキ」を牽引する機関車は何?

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現在の主力はEF510

現在、「白ホキ」の運転区間のうち東海道本線を走る区間(稲沢駅〜大府駅)では、JR貨物が所有するEF510形式電気機関車が使われていますこのEF510形式機関車は、西日本で現在活躍している機関車ですが、塗装にバリエーションがあるのが魅力です。
EF510のうち0番台は、赤色の塗装です。一方で、500番台はかつてJR東日本の所有で特急「北斗星」の牽引に使われていた名残で青を基調とした塗装となっています。特に人気なのは、500番台のうち、509号機と510号機でこれらはかつてJR東日本で寝台特急「カシオペア」の牽引に使われていたことから銀色の塗装となっていてレアです。

EF64が代走に入ることも

現在の主力はEF510ですが、ダイヤが乱れたりすると稀にEF64形式電気機関車が白ホキを牽引します。EF64は国鉄時代に製造された電気機関車で、現在は全国的に数を減らしてきている貴重な機関車です。実は数年前までEF64が毎日白ホキを牽引していたのですが、2021年からEF510にその座を譲りました。代走でEF64が白ホキを牽引する姿が見られれば、とてもラッキーと言えるでしょう。

また、ごく稀ですがJR貨物のEF210形式電気機関車が代走に入ることもあります。EF210は今後も主力の機関車として活躍する予定なので、EF210が白ホキを牽引する姿は今後もみられるかもしれませんね。

なお、かつてはDD51形式ディーゼル機関車やEF66形式電気機関車が白ホキを牽引していた時代がありましたが、現在は見ることができませんのでご注意ください。

「白ホキ」の運転日と時刻は?

「白ホキ」は土日祝日を問わず基本的に毎日運転されています。土日は運休が多い貨物列車ですが、鉄道ファンにとってはありがたいですね!ただし、お盆の時期や年末年始、工場のメンテナン期間などは運休になるこのがあるのでご注意ください。

次に時刻についてです。
稲沢駅から大府駅に向かう上り列車「5580レ」は早朝6:20頃に稲沢駅を出発し、大府駅に6:50過ぎに到着します。
大府駅から稲沢駅に向かう下り列車「5767レ」は夕方16時過ぎに大府駅を出発し、 笠寺駅に16:20頃から少し停車 → 16:45頃に稲沢駅に到着します。

※時刻は予告なく変更されることもあるのでご注意ください。

「白ホキ」のオススメ撮影地をご紹介

上り列車5580レは熱田駅がオススメ

熱田駅の東側駅先が上り列車5580レが順光でキレに撮影できる場所として有名です。ただ時期によっては影が落ちることもあるのでご注意ください。

下り列車5767レの定番撮影地は名古屋駅7番線!?

下りの5767レの撮影地と言えば、名古屋駅7番線の駅先です。16:30頃に通過するので、夕方の光線を浴びる綺麗な姿が撮影できます。ただし日が短い時期は、暗くなるのでご注意ください。

5767レは「イナキヨ」でも撮影可能!

下りの白ホキ列車5767レは、愛知県の定番撮影である清州駅〜稲沢駅間でも撮影可能です。こちらも名古屋駅と同様、日が短い時期は暗くなってしまうのでご注意ください。また、清州駅から稲沢駅は、高いフェンスが建てられているので場所によって脚立が必要になります。撮影に際しては、周辺の方のご迷惑にならないご配慮ください。

「白ホキ」廃止説もある?

実は「白ホキ」と言えば少し前まで現在の「ホキ1100形式貨車」ではなく「ホキ1000形式貨車」でした。しかしホキ1000形式貨車は、老朽化に伴いほとんどが運用を離脱し、新たに製造されたホキ1100形式貨車に置き換えられました。

見方を変えれば、つい最近ホキ1100が導入されたわけなので、当面は「白ホキ」が廃止される可能性は低いといえます!
なのでしばらくは、「白ホキ」の姿は見ることができ、廃止されることは当面ないと言えるでしょう。

以上、最新の「白ホキ」情報でした。

monobe

東海地方生まれ。国公立大学理系出身。鉄道や歴史に興味があり、日頃から書籍などを多く調べています。
一眼レフは10年以上使用しています。株式投資も長く続けています。

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