この記事では、新潟県糸魚川市青海にあるデンカ青海専用鉄道(通称:「原石線」)の時刻・運転日・撮影地をご紹介します。
時刻や運転日など関係者や実際に撮影した人しか分からない情報が盛りだくさんです。また、撮影地はかなり不便なところにあり、公共交通機関で行く際の注意点などもご紹介します。ぜひご購入ください。デンカの青海工場は近いうちに閉鎖されるとのことで、原石線も廃止となる噂もあります。早めに記録しておくことをお勧めします。
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デンカ青海専用鉄道「原石線」とは?
デンカ青海専用鉄道(通称:「原石線」)は、新潟県糸魚川市青海(※青海は「おうみ」と読みます)にあるデンカ青海工場の構内にある貨物専用線です。かつては北陸本線の青海駅と接続しておりセメントなどの発送が行われていたのですが、現在は廃止されています。しかし、セメントの発送を廃止した後も原石鉱山から工場構内へ石灰石を運ぶ線路は残っており、現在も現役で輸送が行われています。
輸送に使われているのは主に3種類の機関車と2種類の貨車です。一番よく使用されている機関車は「DS-7」で2012年北陸重機製造と割と新しい主力機です。この他に予備機としてD353(新潟鉄工所製でかつては黒崎の三菱化学専用線で活躍)とDD453(かつて南松本で活躍)が所属しています。貨車は、「テコ300形式」と「テコ400形式」と呼ばれる原石線独自の石灰石専用の貨車が使用されています。5両が所属しており、4両がテコ300形式、テコ400形式は1両のみです。いずれも1960年代後半に日立製作所で製作され、国鉄ホキ7200形式貨車と同型です。
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